防災アートイベントで「聞き書きマップ」

 平成27年8月9日(日)に岩手県陸前高田市広田町で開催された防災アートイベント「キツネをさがせin陸前高田」で、科学警察研究所の原田豊部長が開発した「聞き書きマップ」を活用して、各コースと各地点でのガイドの説明や参加者の声を画像とともに記録し、成果の共有化を図りました。
このイベントは、まちで遊ぶことが防災につながるとの考えに基づき、アートを用いて楽しく避難路を散策する体験型プログラムです。約70名の参加者は、2つのコースに分かれて、このイベントの実行委員長でもあるアーティストの森脇環帆が扮した「キツネ」面の眼球に装着されたウエアラブルカメラから配信されたタブレット端末の映像を頼りに「キツネ」を探しながら、海岸付近から広田小学校(指定避難所)に至る避難路を散策しました。参加者は地図を持たずに歩き、広田小学校に到着後、別途作成された「まちの安全点検マップ」上でコースを振り返りました。聞き書きマップは、各コースの途中に行われたガイド(地元住民)の説明や参加者の音声と画像を同時に記録し、それらがどの地点で行われたのかコンピューターの地図上で確認することができました。
終了後のアンケートでは、「理解しやすく、楽しめる、親しみやすい」「アートを用いることで興味をひき防災へとつなげることは良い」など楽しいながら学べた点が良かったという声が多く寄せられました。聞き書きマップには、楽しみながら散策している参加者の音声と画像がエビデンスとして記録化されていました。

(文責:森脇環帆)

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大野コースと六ヶ浦コースの聞き書きマップ

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津波からの避難路を歩く参加者

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仮設住宅団地内を逃げるキツネ

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地元の子どもたちと東京の大学生など約70名が参加

「キツネをさがせin陸前高田」の実施報告書はこちら(PDF)

日時 2015(平成27)年8月9日(日)12:30〜15:30
場所 岩手県陸前高田市広田町の広田小学校周辺地域
参加者 地元広田町の小中高生、中央大学、法政大学、東北大学、北海道看護大学、明治大学の大学生など約70名
主催 ツママレプロジェクトin陸前高田実行委員会(実行委員長:森脇環帆)
共催 ファクター宮、旧広田水産高校仮設住宅自治会、広田地区集団移転協議会、
一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ
後援 陸前高田市広田地区コミュニティ推進協議会、明治大学震災復興支援センター
協力 広田小学校、広田保育園、高田東中学校、NPO法人パクト、明治大学都市計画研究室、
陸前高田地域再生支援研究プロジェクト
掲載記事 東海新報 2015(平成27年)8月7日 「『逃げ地図』を活用 9日に防災アートイベント」
岩手日報 2015(平成27年)8月8日 「避難経路 楽しく学ぼう」
岩手日報 2015(平成27年)8月10日 「『キツネ』探して避難経路確認」
東海新報 2015(平成27年)8月11日 「キツネを追い防災学習 広田町でアートイベント」

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