下新倉小学校区のフィールドワークと通学路予定路安全マップづくり

科学警察研究所が開発し、予防犯罪学推進協議会が普及推進している『聞き書きマップ』ツールを活用した通学路点検が行われました。その様子についてご紹介します。
このフィールドワークは、NPO法人こども・みらい・わこうが和光市協働事業提案制度(市民提案)採択事業として行ったものです。まず、第1回目としてこども・みらい・わこうが聞き書きマップツールの研修を科警研の原田豊氏より受け、第2回目より、原田氏のサポートを受けつつ、『聞き書きマップ』ツールを活用して一般市民と一緒に、2016年4月に新設される下新倉小学校の通学路予定路の点検を行っていきました。

第1回目 スタッフ研修

日時 2015年10月5日(月)9:30〜15:00
場所 和光市坂下公民館
参加者 NPO法人こども・みらい・わこうメンバー
講師 原田豊氏(科学警察研究所 犯罪行動科学部長)山根由子(科学警察研究所研究員)
記録 子ども安全まちづくりパートナーズ

こども・みらい・わこうメンバーのノートパソコンに『聞き書きマップ』ツールをインストールしました。そして、GPSとICレコーダー、カメラを使いつつ新通学路コースを確認しました。その後、測位データを『聞き書きマップ』ツールに取り込み、『聞き書きマップ』ソフトの使い方と写真の印刷、ボイスデータの文字起こし等の練習を行いました。

第2回目 フィールドワーク本番(平日版)

日時 2015年10月14日(水)10時〜15時
場所 和光市坂下公民館
講師 原田豊氏(科学警察研究所 犯罪行動科学部長)山根由子(科学警察研究所研究員)
記録 子ども安全まちづくりパートナーズ
主催 NPO法人こども・みらい・わこう
参加者 小学生保護者8名 和光市職員6名 関係機関1名 地域・他2名 県議1名 主催側、講師10名 計28名

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まず、原田氏より『聞き書きマップ』の使い方について説明がされた後、3コースに別れて通学路予定路の点検を行いました。今回は和光市役所の職員も参加があり、通学路予定地における市役所の考え方や改善予定などもヒアリングしながらの点検をすることができました。
通学路の点検結果からは、子どもを守る家があっても看板が目立たないことや、多いエリアと少ないエリアがあり均一でないこと、暗渠周りの整備が必要であること、死角が多い場所の指摘等がありました。また、電動自転車等の普及でスピードが出ている自転車が多く、注意喚起を促すチラシを作ったらどうか、グリーンベルト(歩行者道路)に雑草が多く狭くなっているので草刈りをしてはどうか、などのアイディアも出ていました。

第3回目 フィールドワーク本番(休日版)

日時 2015年11月8日(日)10時〜15時
場所 和光市坂下公民館 
講師 原田豊氏(科学警察研究所 犯罪行動科学部長)山根由子(科学警察研究所研究員)
記録 子ども安全まちづくりパートナーズ
主催 NPO法人こども・みらい・わこう
参加者 小学生保護者5名、和光市職員5名
関係機関名 地域・他2名、市議4名、他団体等3名、少年指導委員1名
主催側、講師8名  計33 取材1名

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前回と同様、原田氏により『聞き書きマップ』の使い方について説明がされた後、通学路予定路の3コースに別れて点検を行いました。今回はあいにく、雨天でのフィールドワークでしたが、参加した下新倉小学校に通学予定の子どもの保護者からは、「歩道に水たまりが多く心配箇所があった」など、雨天時における点検を行うことができました。それ以外にも、幹線道路の抜け道で交通量が多い箇所、日陰の道で積雪時に危険な箇所、などの指摘があがりました。
今回は、歩きながらメモを取る必要がない『聞き書きマップ』の雨天時の利便性が発揮された点検になりました。また、この日の様子はケーブルテレビJ:COMのニュースで放送されました。
3回にわたり行われた今回の取り組みは、『聞き書きマップ』を使用することにより、参加者のマップづくりの労力が軽減されました。それにより、フィールドワークの直後に改善策を考慮、議論しながらマップを完成させられること、短期間で繰り返し安全点検を行えることが可能となりました。
今後は、主催したこども・みらい・わこうのメンバーが、今回のフィールドワークのデータをもとに、マップを作成して、新設小学校の全児童家庭に配布し、家庭で安全について話し合ったり親子で歩いたりするための活用を図っていく予定です。

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