「ケータイ・スマホ 使い方発見!キット」

プログラムの適用事例


埼玉県ネットアドバイザー 研修会:埼玉県

IMG_4312 2

平成27年度埼玉県ネットアドバイザー研修にて、NPO法人青少年メディア研究協会の下田太一氏が講演を行いました。
子どもとインターネットとの関係を考える時、私たちはどうしてもトラブルが起こったあとの事後対処や未然防止に視点がいきがちです。しかし、「予防」という観点から家庭や学校生活の中で、子供の成長 … 続きを読む

特徴

  • 感覚的な作業で、自分やお子さんのスマートフォンの使い方の可視化と再発見
  • 家庭で子どものスマートフォン利用について話しやすくするためのきっかけづくり
  • 学校など、どこでも簡単に導入する事ができるワークショップ教材

コンテンツの紹介

昨今の急速な情報化の流れと、スマートフォンやタブレット利用の低年齢化に伴い、小中学生のお子さんを持つ家庭を中心に、保護者には子どものケータイ・スマホ利用において指導を求められています。学校からも様々なリスクを示されながら、「ご家庭でお子さんとよく話し合ってください」と言われて久しくなりました。では、具体的に、なにを、どのように話し合ったらよいのでしょうか?
子どものスマートフォン利用の指導には、日々の利用目的をできるだけハッキリさせて、目的に合ったメリハリの有る利用を心がけることが重要です。このキットは、日々漠然と感じているスマートフォンの利用目的を可視化するためのツールです。みんなで話し合いながら一人ひとりが改めてスマートフォンの使い方を自覚することを目的に開発されました。
使い方は簡単です。使う目的などを記した「目的カード」を、台紙の上にある「ないとこまる」「あったほうがいい」「なくてもかまわない」の3つの必要性の枠に並べていくだけです。目的カードの解釈の仕方も本人の自由です。ほんの1~2分の作業で、自分のスマートフォンを使い方の特徴を台紙の上で見ることができます。
次に、目的カードの並べ方について質問を投げかけます。例えばゲームはどれくらい必要なのか?また、どんなゲームをしたいのか?など、気になったことをざっくばらんに話し合います。複数のキットが有る場合は、話し合いに参加する人が皆、お互いに自分の使い方を考えて上記の作業を行います。そして、互いの使い方を比べて、共通している点と違っている点についてそれぞれ質問や意見を述べます。
こうして自分の使い方を言葉にして説明していくうちに、より具体的にスマートフォンの利用目的が見えてきます。もしその中で、子どもに良くないと思えるような使い方が発見されれば、具体的に注意やルールを考えていくことができ、更なる指導へと発展していきます。
スマートフォンの使い方は人それぞれです。多くの人は自分にとって良い使い方をしていると感じるため、他者との違いや、客観的に見た正しさの基準などとは異なる場合もあります。このキットをつかうことで、そうした潜在的な意識や考えを引き出し、日々の注意点を明確にし、指導を行いやすくすることができるのです。

▲発見キット

▲各々が自分のスマホの使い方をカードで分類

開発経緯

これまでの「子どものケータイ・スマホ利用問題」に関する指導は、危険性を理解し保護者が一方的に子どもの使い方を管理することに主眼が置かれていました。この方法はトラブルや具体的な問題への対処ができる一方、生活の乱れやメディア依存などの問題には対処しにくい欠点があります。このキットは、家庭での話し合いを促進し、一人ひとりの子どもの成長過程に応じて、子ども自身が主体的にメディアを扱えるように支援するツールとして主に家庭教育の充実を目的に開発されました。

導入事例

①家庭指導

親子で「ケータイ・スマートフォンの適正な使い方」について話し合うための話題づくりとして、会話の導入に使います。親は子どもの使い方や目的を知り、子どもは親の考えを知ることにより、お互いの違いを確認しながら何が「正しい使い方」なのかを考えるきっかけになります。話し合いの中で発見したことについてより具体的に考えることで、自然と家庭での指導が出来上がってきます。心配な点があればルールを決め、日々の使い方をチェックする参考にして、継続的な指導につなげていくことができます。
また、このキットを使って定期的に話し合うことで、子どもの成長に応じたスマートフォンの利用目的の変化を観察することもできます。

②授業(情報モラルなど)

情報モラル教育の一環として、適正な利用目的の評価や、互いの使い方の違いを認識する目的で授業に導入します。子ども達同士で話し合わせることで、親子の会話と異なる新しい考えを見つけることができます。話し合いから導かれた共通点や相違点などについて教員が大人からのアドバイスをすることで、子ども達の中で形成されやすい「歪んだ利用目的」や「教育上課題となりやすい使い方」について指導することができます。
このキットの良いところは、何が正しいことなのかを一人ひとりが考える機会を作ることです。この指導方法は、今後導入が進むアクティブラーニングにもマッチした方法です。

③ケータイ指導講習会

聞きっぱなしの講演形式で行われる啓発講習会ではなく、聴講者が参加して各々の考えを伝え合うワークショップのツールとして活用できます。参加者が自分の考えを整理でき、キットを家庭に持ち帰ることで、早速実践してみようという気になれます。

▲教員研修の様子

▲PTA研修会の様子

④地域イベント

来訪者に仕分け作業をやってもらい、その結果を壁に掲示して他の人と比較します。年齢層や性別によっても使い方に違いが見られます。一緒に訪れた保護者は、壁に掲示されている台紙を眺めながら、子ども達がどんな使い方をしているのかを各々分析することができます。また、親子で掲示された台紙を眺めながら、自分の意見を伝え合うこともできます。
掲示物を見ているだけで色々な発見が出来ることが、この企画の良いところです。

⑤コミュニケーションツールとして

ケータイ・スマホの使い方には、その人の生活観や性格が影響しています。このキットを通じてお互いを理解しあうコミュニケーションツールとしても使えます。

▲イベント来訪者の仕分け結果

キットの販売・簡易版の配布

※このキットが販売されています(青少年メディア研究協会

また、その簡易版としてA4両面1枚版に編集したものを無料で配布しております。

1506239766_01.indd1506239766_01.indd

簡易版PDFはこちらから