神奈川県厚木市立睦合東中学校:国際セーフスクールの現地審査の視察

日時 2015年10月7日 9:30〜12:15
場所 厚木市立睦合東中学校・体育館および校舎内

厚木市立睦合東中学校にて、国際セーフスクールの現地審査が行われました。
国際セーフスクール認証審査員は韓国からいらしたイ・チョンア(Lee ChoungAh)氏、一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子氏、同機構の今井久人氏です。

認証審査の前に、中学校3年生有志約120名による合唱が披露され、体育館に美しい歌声が響き渡りました(3年生は7クラスあります)。また、認証の司会進行は中学生が務めました。さらに、セーフコミュニティ担当教諭によるスライドを用いた取り組み紹介後の校舎内視察の案内も、生徒会を中心とした生徒が務め、写真部の生徒がその様子を記録していました。このように、生徒自身が学校の安全の取り組みに積極的に関わろうとする姿勢が随所に垣間見えました。
睦合東中学校の取り組みの特徴は、「すこやかネットワーク会議」という地域団体、PTA、教職員、生徒会、厚木市セーフコミュニティと協働した体系ができていることです。その点が非常に評価されました。また、外傷のサーベイランスを行い、怪我の発生率が高い箇所の特定し環境改善を行っていました。例えば、舗装が剥がれ転倒事故が多発していたランニングコースについて、きちんとデータをとって教育委員会に申し入れ、舗装整備を行っていました。さらに整備後も外傷のサーベイランスを続け、怪我の発生件数の減少から舗装整備の効果の検証を行っていました。
そのほかにも、保険委員会アンケート、安心・安全に関する調査、災害共済給付データ、厚木市救急搬送データ、月の反省アンケート、児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に対する調査のデータ分析も活用しつつ、様々な活動アイディアや環境改善アイディアをワークショップ形式で検討したり、すでに国際インターナショナルセーフスクールを取得している清水小学校を視察したり、小中学校間交流をして意見交換を行っていました。
上記に示した生徒主体、地域との協働が評価され、睦合東中学校は国際セーフスクールの認証の取得に至りました。
認証審査員のLee氏からはぜひこの素晴らしい取り組み事例をまとめ、国内外に発信してほしいという要望と、失敗しても良いからプロセスを大事にしてほしいというコメントがありました。特に、アジア圏(韓国や台湾など)は日本と文化が似ている部分もあるので、お互いに情報交流ができると望ましいとありました。

IMG_5116

IMG_5114

生徒が「いじめ0の木」の説明をしているところ

IMG_5117

小中学校合同ミーティングの記録

IMG_5119

防災用備品を展示し、具体的なイメージを促している

IMG_5121

ランニングコースの改善に至る経緯と改善結果を示す掲示

関連記事